水素について
水素は抗酸化作用や炎症抑制作用など、様々な健康効果を持つとされ、医療・健康・食品の分野や大学機関で水素の身体の効果について研究がされています。
また、水素吸収は疲労回復効果や筋肉の炎症軽減も期待され、毎日吸入しているオリンピック選手・アスリートもいます。
水素ガス吸入療法は、心停止後症候群1の再灌流障害を抑えることで2016年に厚生労働省が先進医療B2に認定されました。
(※2022年、新型コロナウイルスの流行で治験が困難な理由により取り下げされましたが、水素の効果が否定された訳ではありません)
- 病院の外で心肺停止になり救急蘇生術で心臓が再開したときに、活性酸素が大量に発生して脳や臓器の機能が損なわれる状態 ↩︎
- 先進医療Bとは、未だ保険診療の対象に至らない先進的な医療技術等と保険診療との併用を認めたものです。先進医療Bを受けるときは、「先進医療に係る費用」を全額自己負担する必要があります。先進医療Bは、将来的な保険導入のための評価を行うものとして、厚生労働大臣が定める「評価療養」の一つです ↩︎
厚生労働省
毛細血管の血流促進
人間の血管の総延長は約10万㎞あり、約90~99%は0.01mm以下の毛細血管と言われています。
血液は毛細血管を通して隅々に運ばれますが、加齢や生活習慣の乱れによって、血液の通りが悪くなり、機能しなくなった毛細血管は「ゴースト血管」と呼ばれます。
ゴースト血管になると、栄養素が隅々まで行き渡らなくなり、疲労や病気の原因となります。
水素はドロドロ血液をサラサラ血液にしてゴースト血管を再生し、毛細血管の血流を改善することで、冷え性やむくみなどの症状を緩和が期待できます。
抗酸化作用
悪玉活性酸素は、体内の細胞や遺伝子を酸化させ、老化や病気の原因になります。悪玉活性酸素は、紫外線やタバコ、ストレス、食品添加物などで増えます。水素は悪玉活性酸素を反応し除去する効果があります。
例えば、動脈硬化、高血圧、糖尿病、がん、アルツハイマー病の予防に期待が出来ます。
エネルギー効率の向上
水素吸入はエネルギー代謝にも影響します。水素は細胞内のミトコンドリアでエネルギーを生成する過程に関与し、エネルギー効率を向上させます。これにより、疲労回復や運動能力の向上が期待されます。水素吸入は、エネルギー不足によって引き起こされる様々な症状や疾患に対して、予防や改善の可能性があると考えられています。
例えば、倦怠感、筋肉痛、筋力低下、運動不足の予防に期待が出来ます。
美容効果
水素吸入は美容にも効果があります。水素は血液をサラサラにするため毛細血管の隅々まで行き渡るので、肌や髪の毛の細胞にも抗酸化作用や炎症抑制作用を発揮し、老化やダメージを防ぎます。また、水素はコラーゲンの生成を促進し、肌のハリや弾力を向上させ、老化やダメージによって引き起こされる様々な症状に対して予防が期待されます。
例えば、シワ、たるみ、シミ、そばかす、乾燥肌、敏感肌、ニキビ、脱毛、白髪の予防に期待が出来ます。
睡眠の質の向上
水素吸入は副交感神経を高め睡眠のリズムを整えます。副交感神経が高まることでストレスや不安を軽減し、リラックス効果をもたらします。水素吸入は、睡眠不足や睡眠障害によって引き起こされる様々な症状や疾患に対して、予防や改善の可能性があると考えられています。
例えば、不眠症、うつ病、自律神経失調症、免疫低下、肥満、高血圧の予防に期待が出来ます。
免疫力の向上
水素は免疫細胞の活性化を促進し、感染症やがんなどの予防に寄与します。また、水素は免疫バランスを調整し、自己免疫疾患の発症を抑制することができます。水素吸入は、免疫系に関連する様々な症状や疾患に対して、予防や改善の可能性があると考えられています。
例えば、風邪、インフルエンザ、肺炎、扁桃炎、副鼻腔炎、中耳炎、扁桃炎、膀胱炎、腎盂炎、膣炎、子宮頸がん、乳がん、前立腺がん、潰瘍性大腸炎、関節リウマチの予防に期待が出来ます。
この記事を書くに参考にした文献
「最強の水素術」(2023年) 宮川路子 サンライズパブリッシング株式会社
「水素の効力」(2021年) 三羽信比古 栄養書庫(株式会社ニュートリエントライブラリー)
「水素を吸ったら…! ー美と健康はみんなの願いー」(2016年) 六川志保 ポエムピース
「若くなりたければ水素をとりなさい! 」(2017年) 芝岡起世 アートデイズ
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